スタッフ

監 督

リチャード・フェラン

英国国立映画テレビ学校を卒業後、いくつかのロンドンのアニメーション・スタジオで働き、「ひつじのショーン シリーズ3」(12)のストーリー担当としてアードマンに参加。アードマンでは長編劇場用作品とテレビ作品を担当し、手がけた主要作には、シニア・ストーリーボードアーティストとして参加した『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』(15)、ストーリー・ヘッド兼グラフィック・デザイナーとして参加した『ひつじのショーン スペシャル~いたずらラマがやってきた!~』(15)、シニア・ストーリーボードアーティストとして参加した『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』(18)など。本作が長編劇場用作品での初監督作となる。

監 督

ウィル・ベチャー

1990年代、エジンバラで学生生活を送っているときに、『チキンラン』(00)のクレイ・アニメーション班に参加しキャリアをスタート。大学卒業後、ニック・パークから『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』(05)のスタッフにスカウトされ、アードマンのアニメーターに。『ザ・パイレーツ!バンド・オブ・ミスフィッツ』(12・未)と『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』(15)で、キャラクターのクリエイターを務めたほか、「ひつじのショーン シリーズ5」(16)を監督。その後、『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』(18)のアニメーション監督を務めている。

製 作

ポール・キューリー

テレビのプロデューサーとしてキャリアを積み、ハリウッドで10年以上プロデューサーを務めた後、2009年に帰国してアードマンに参加。同社の長編劇場用作品の発展に大きく寄与した。アードマンの劇場用長編で初めてプロデュースを担当した『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』(15)は、アカデミー賞®、英国アカデミー賞、エミー賞にノミネート。また『ひつじのショーンスペシャル ~いたずらラマがやってきた!~』(15)をジョン・ウーリーと共にプロデュースして、同作は英国アカデミー賞とエミー賞にノミネートされた。BFI(英国映画協会)/アードマン・フィルム・ラボの事業計画立案者でもあり、現在は彼自身の会社、PEKプロダクションズを通してアードマン作品のプロデュースを手掛けている。

脚本&製作総指揮

マーク・バートン

長寿コメディ番組「The Russ Abbot Show」(86)で脚本を手がけたのち、風刺人形劇「スピッティング・イメージ」(88~93)、スケッチ・コメディ「アラス・スミスとジョーンズ」(94)といったイギリスの超人気テレビ番組の脚本家としてキャリアをスタート。アードマンの『チキンラン』(00)で追加脚本を依頼されたことを機に、長編劇場用作品に進出。初の監督・脚本作品である『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』(15)で、リチャード・スターザックとタッグを組み、英国アカデミー賞とアカデミー賞®にノミネートされた。

脚 本

ジョン・ブラウン

テレビ番組のプロデューサー兼脚本家として活躍し、これまで手がけた作品は英国アカデミー賞などの主要賞を受賞。「サクセッション」(18)、「ビープ」(15)といったHBOの作品や、「ピープ・ショー ボクたち妄想族」(15)、「Misfit/ミスフィッツ-俺たちエスパー!」(11~13)、「フレッシュ・ミート」(11~16)、主な作品に「Dead Pixels(原題)」(19)、「Loaded(原題)」(17)、「Mongrels(原題)」(00~11)など。アードマン作品に参加するのは本作が初めて。現在、大ヒットした「サクセッション」の新作に向けて脚本を執筆中。

原案・製作総指揮

リチャード・スターザック

83年にアードマンに参加し、「モーフ」や「ピーウィーのプレイハウス」(86)などをアニメーターとして担当。通称ゴリー。92年にアードマンを離れて、フリーランスのアニメーターとしてキャリアを積み、「レックス・ザ・ラント」(98~01)などを生み出す。「レックス~」のシーズン2の監督を務めた後、再びアードマンに戻り、テレビ版「ひつじのショーン」を手掛け、15年の『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』をマーク・バートンと共同監督。本作ではアードマンで初のプロデュースを手掛けている。

編 集

シム・エヴァン=ジョーンズ

90年代にスティーヴン・スピルバーグが率いるロンドンのアニメーション・スタジオで『アメリカ物語2/ファイベル西へ行く』(91)の編集助手を務め、キャリアをスタート。95年にドリームワークス・アニメーションの初期メンバーとしてLAに渡り、『シュレック』シリーズなどを手がけた。その後、ウォルト・ディズニー・スタジオなどの実写作品の編集を手掛け、14年にアードマンに参加。15年の『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』を担当。それ以来、ニック・パークと共に仕事をしており、18年の『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』(18)も手掛けている。

作 曲

トム・ハウ

イギリスでテレビシリーズの音楽を手がけてキャリアを始め、ハリウッドに軸足を移し、『ワンダーウーマン』(17)、『ターザン:REBORN』(16)などのメジャー作品で作曲を務める。『ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密』(17・未)ではオリジナルスコアの栄誉ともいえるジェリー・ゴールドスミス賞の候補に。また、『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』(18)はアニー賞長編アニメーション音楽賞の候補になった。ピアノのみならずクラリネットなどもこなすマルチ奏者としても活躍しており、『LEGO®ムービー』の最新作には奏者&プロデューサーとして参加している。

製作総指揮

ピーター・ロード

1972年にデヴィッド・スプロクストンと共にアードマンを設立した共同創業者の一人。70年初頭にスプロクストンと学校で出会い、クレイ・アニメーションを手がけるように。アードマン設立後、BBCブリストルの依頼で制作した「Animated Conversations(原題)」(77~80)を発表し、アードマンの礎となっている。最初の成功となったのは「The Amazing Adventures of Morph(原題)」(80~81)。以降、ピーター・ガブリエルの「スレッジハンマー」などミュージックビデオやCMを手掛けた。『ウォレスとグルミット』シリーズ、「レックス・ザ・ラント」シリーズ、「ひつじのショーン」シリーズなど、アードマンの代表作を生み出し、06年には大英帝国勲章を受勲している。

製作総指揮

デヴィッド・スプロクストン

ピーター・ロードと共にアードマンを共同創業し、現在は経営執行役会長を務める。ロードとは、ウォーキング・グラマー・スクールで出会い、切り絵とチョークを使ったアニメーションを2人で制作。それがBBCのプロデューサーの目に止まり、BBCほかテレビからの依頼を受けるように。以降、2人でアードマンを支え、数々の名キャラクターを生み出した。また新人作家の育成にも力を注いでおり、ニック・パークやスティーヴ・ボックス、リチャード・スターザックなど、アードマンで活躍している類まれな才能を発掘。アードマンの一方、ブリストル・オールド・ヴィック・シアター・トラストの役員を9年間務め、UKフィルム・カウンシルの役員も3年務めるほか、地元ブリストルの文化振興事業に積極的に参加している。

製作総指揮

ニック・パーク

子供の頃から映画作りを始め、10代のときに8ミリビデオで撮影された「Archie’s Concrete Nightmare(原題)」は、75年にBBCで放映されている。1980年にシェフィールド工芸学校(現在のシェフィールド・ハラム大学)にてコミュニケーション・アーツの学位を修得、英国ビーコンズフィールドにある国立映画テレビ学校(NTFS)に進学し、『ウォレスとグルミット』シリーズの最初の作品である「チーズ・ホリデー」の制作を開始。85年にアードマンに参加し、作品を完成させた。その作品と『快適な生活』(89)は、アカデミー賞®短編アニメ映画賞部門で候補入りを果たし、『快適な生活』が受賞を果たす。以降、アードマン作品の主力として活躍し、2018年には久しぶりの単独監督作『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』(18)を発表し絶賛を浴びた。

製作総指揮

カーラ・シェリー

アードマンでコマーシャル部門を担当の後、テレビ作品・劇場用作品のプロデューサーに。ニック・パークのアカデミー賞®受賞短編作品『ウォレスとグルミット、危機一髪!』(95)では、プロデューサーとして英国アカデミー賞を受賞。プロデュース作『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』(05)は、アカデミー賞®長編アニメ映画賞、英国アカデミー賞ベスト英国映画賞などを獲得した。最近では『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』(15)で共同製作総指揮、ニック・パーク監督作『アーリーマン~ダグと仲間のキックオフ!~』(18)でプロデューサーを務める。次回作は『チキンラン2』。

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